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2009年11月のアーカイブ
動物病院で、検査や治療などの処置を安全かつ確実に、更にスムーズに進めるために「保定(ほてい)」は必要不可欠な技術です。 動物達は、どうしてそんな痛い事をしなきゃいけないのかなんて、わからないですもんね。 「診療においては、保定7割」などと、学生の頃から先生や先輩方から繰り返し教えられました。 動物看護士さんとすれば、1番の腕の見せ所です。
自分が小動物臨床の研修をさせて頂いた「王禅寺ペットクリニック」は、動物看護士さん達の「保定」に対する意識が非常に高い病院でした。 当時、動物看護士のリーダーだった村尾さんは、「保定」について沢山の記事、や本を執筆していて、現在は大学で「保定学」を教えています。 「保定」を学問にまで高めた村尾さんに、直接「保定理論」を教えてもらえた事は、とてもラッキーだったと思っています。
ヒトの医療で、「保定」と言う概念は殆ど無いんじゃないかと思います。 看護師さんに「はい、注射をしますよー。」って言われれば、普通、みんな痛いのは分かっていても、素直に腕を出して我慢するでしょうからね。 多分、「保定」と言う概念があるとすれば、「小児科」でしょう。 ”処置を受ける本人が、その処置の意味を理解できない”と言うことでは同じですもんね。 自分も、子供が小さい時、注射を打つということで、「向かい合って抱っこして、左手で体、右手で頭を抱きかかえて下さい。」と言われて、頑張った事あります。 「お父さん!、もう少ししっかりお願いしますね。」って言われちゃいました・・・。 その時は、「看護師さん厳しいなぁ。」って思いましたけど、もし暴れたりしたら、怪我をしたり、何度も痛い思いをしないとならないのは子供本人ですもんね。

先日、ケンタッキーを思い出してブログを書いていたら、思いがけずにアメリカでお世話になった方から「今、セリに来てる。」ってメールが届きました。 やはり、自分がアメリカにいた頃に可愛がってもらったKenとセリ場で会って、自分の話しが出たのでと言う事でした。 なんか、一気に当時が懐かしくなって、ホームシック的な感傷に浸ってしまいました。(この場合はホームシックとは言わないでしょうけど。) 皆は、今でもそこにいるのに、自分がその場にいない・・・なんて、ちょっと寂しくなってしまいました。 完全に”無いものねだり”なんですけどね。
写真は、keeneland Nobember Saleの風景です。 11月はここで約2週間に亘って、5,000頭が参加する大きなセリが行われます。 2008年、日本全体でのサラブレッド生産頭数が約7,300頭ですから、その規模の大きさが分かるだろうと思います。 ここで、朝から晩まで毎日2~300頭のサラブレッドを見て過ごしました。 大変でしたけど、結構楽しい仕事でした。
いつか、出来れば近い将来、また行ってみたいなぁ。
ここ数日、膀胱炎、尿石症、尿道閉塞等、「下部尿路疾患」で来院する猫ちゃん達がとても多くなっています。 寒くなり、運動量が減り、水を飲む量が減ってくるこの時期は、この病気の多い季節です。 しかも、今週に入ってからは、尿道閉塞を起こした重症例が多く、病院もバタバタしています。
・オシッコの色がピンクや赤。
・トイレに行く事が多く、トイレにいる時間が長い。
・普段しないところでオシッコをする。
・落ち着きがなく、元気、食欲が無い。
・オシッコに塩の結晶のようなキラキラしたものが混ざる。
などの変化が見られる時は、「下部尿路疾患」の可能性があります。 出来るだけ早く病院に行きましょう。 尿道閉塞~尿毒症、腎不全などになると、命を落とすこともありますし、治療費もかなり掛かります。 予防、そして早期発見、早期治療が大切です。

いきなり寒くなりましたね。 家から見える山並みも、うっすらと白くなりました。
北海道にいた頃なら、タイヤを今日換えようか、明日にしようかタイミングを計っていた時期ですね。 11月初旬に、アメリカのケンタッキーで2週間に亘って馬のセリがあるので、毎年この時期は10日間ほどアメリカ出張していました。 ある年、タイヤを換えないまま出張に行ってしまった事があって、出発前は秋だったはずなのに、帰ってきたら真冬になっていて・・・ 車で帰れなくなった事がありましたね。
ケンタッキー、もう10年程行っていないですねぇ。 また、機会があれば行ってみたいです。 友人達にも会いたいし。