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2008年12月のアーカイブ
新しい聴診器。 6年間使った、愛用の聴診器が壊れてしまったので、急遽購入しました。 感覚命の診察道具なので、慣れるまでは少し時間が掛かりそうです。 壊れた聴診器も、部品の交換だけで済みそうなので、年が明けたら修理に出します。
この時期、お歳暮や年賀状の準備に伴って、ご無沙汰している方と連絡を取る事が多くなります。 そんな中で、競走馬(サラブレッド)の生産をしている牧場は、大変そうです。 斜陽産業と言われて久しいですし、最近では「会社が危ない」とか言っている中で、馬が買える余裕のある方は少ないでしょうから。 「お前は、良い時に馬から足を洗ったよ。」とストレートに言われる事もあります。 色んな意味で、「確かに。」とは思います。 でも、自分が辞めた事を後悔する位、競馬界には元気でいて欲しいです。 「あのまま続けていたら、自分があの場所にいたのかもしれなぁ。」と夢を見ていたいです。 この先、自分はとても馬主にはなれそうもないですから。
ドンちゃんは、開院当初からお付き合いのある18歳の猫ちゃん。 時々、具合が悪くなると、お母さんがキャリーをスクーターに乗せて来院されていました。 特に愛想が良いわけではないのですが、ノソノソーっと出てきて、おとなしく治療を受けると「やれやれ」と言った顔で、またノソノソーっとキャリーに戻って行くコでした。 今年の夏前位から体調が悪くなり、定期的に注射を打つようになりました。 お母さんには「ウチの看板猫なので、あと1年位はなんとか生かして欲しいんですけど・・・。」と言われ、「約束は出来ませんけど・・」と言いながら治療を続けてきました。 そのドンちゃんが20日に亡くなったと、お母さんが挨拶にこられました。
お客さんが来ると挨拶に回って、あとは特に食べ物をねだるでもなく、お店の隅で静かにしていたドンちゃんは、お客さん達にとても人気があったそうです。
「お世話になった、ほんの気持ちですけど・・。」とワインを届けて下さいました。 自分は、ドンちゃんの傍で飲んだ事はありませんでしたが、そんなことを考えながら、頂こうと思います。

一流のホテルマンとか、プロの接客業の方は、顧客の顔と名前を一度で憶えてしまうのだとか。 意識の高さの問題なのか、元々の能力なのか、或いは歳のせいなのか、自分の場合、飼い主さんの顔と名前がパッと出て来ないことが結構あります・・・。
でも、何十年あっていなくても、同級生って言うのは分かるものですね。
昨日、高校の同級生が顔を見せてくれました。「久し振りー。 ちょっと頼みがあるんだけど、このポスターとチラシ、置かせて貰ってもいい?」 同級生とは言え、何でもOKではないですけど、「市民参加のオペラ」・・・自分には程遠い存在ではありますが、これなら断る理由はありませんね。 診察の合間だったので、ろくに話す時間もなくて、本人が参加しているのかどうかすら聞き忘れてしまいましたが・・・ 興味のある方は是非。
各々の都合がありまして、少し早かったのですが、病院の忘年会をしました。 真田への狂犬病予防注射の時、通り沿いに見かけるお店で、前から目をつけてた、「Il Boschino」さん。 http://www.valley.ne.jp/~boschino/
「子供達を連れて行くのには、まだ早いお店かな?」と思っていたので、ずっと機会を伺っていたレストランです。 今回のコースは、魚介類中心でしたが、期待通りの美味しいイタリアンを楽しませていただきました。 一人でガブガブワインも飲んで、お店の方に「ワインが残るようでしたら、お持ち帰りいただいてもいいですよ。」と声を掛けて頂いた時には、既に瓶は空っぽでした。
まだ、半月ありますけども、今年もお疲れ様でした。 (あぁ、まだ大掃除がありましたね。)
これ、なんだか分かりますか? 100円ショップで買ってきた、2個入り105円の「ペットボトルジョウロ」。 ペットボトルに取り付けてジョウロとして使います(そのまんまですけど)。 子供達も、学校で鉢植えを育てるのに使っていたみたいですね。
これを、何に使うか分かりますか? アスカの散歩に携帯して、オシッコを洗い流すのに使います。 アスカの場合、散歩前に家でオシッコをさせる習慣を付けてあるので、散歩途中ですることは少ないですけど、それでも時々は。 誰だって、家の門柱や塀、プランターなどにオシッコを掛けられて良い気持ちはしないはずですからね。
病院の前や駐車場でも、よくオシッコされてしまいます。 まぁ、これは仕方ない事だと思っていますが、病院としては「感染症の伝播を防ぐ為」と「臭いなどでご近所に迷惑を掛けない為」に消毒液でその都度洗い流すようにしています。
病院内でオシッコをさせない為に気を遣っての事なのでしょうが、病院に入る前にオシッコをさせようと、駐車場や周囲の通りを歩かせたりしている方を時々見かけます。 ご近所の迷惑になりますので、これは止めて頂きたい。 むしろ、病院内でしてもらった方が、片付けや消毒が楽なんです。
現在では、屋外より屋内で飼われているワンちゃんが数で勝るようになりました。 夫々、メリット、デメリットがあるので、どちらが良いとは一概には言えないと思っています。
家の中で飼う最大のデメリットは、ヒトの生活圏と重なる事で、ヒトの食べ物、ヒトの薬、観葉植物、その他もろもろを齧ったり、飲み込んだりしてしまう危険が高くなる事でしょうか。 結果として、怪我、中毒、腸閉塞などで命を落とす事も決して珍しくはありません。
ここ数日の間に、「クレンジングオイルのボトルを噛み砕いて、舐めてしまった。」「鉛筆を噛み砕いて、飲み込んでしまった。」「袋に入っていた飴をそっくり食べてしまった。」「おつまみのスルメを食べられてしまった。」との相談や来院が相次ぎました。
そのクレンジングオイルのボトルには、成分表示がありませんでした。 調べてみても、クレンジングオイルって、メーカーや製品によって添加してある成分がまちまちなので、一概に大丈夫かどうかの判断が難しかったです。
飴も、包み紙、ビニールが腸閉塞の原因になることがありますし、最近は甘味料にキシリトールを使っている製品が多いので、その含有量によっては中毒を起こす可能性があります。 今回の、ご相談でも
「キシリトール」の事を心配されていましたが、「キシリトール」をどれだけ含んだ飴を、どの位食べたのか
よく分からず、「大丈夫」とも、「危険」だとも言えませんでした。 ちなみに、10~15kgの犬で、1gのキシリトールを摂取すると、重度の低血糖が起こる危険があります。
チョコレートやタマネギのように、ヒトでは普通に食べている物で、犬や猫は命を落とすことがあります。 観葉植物にも有毒なものが多くあります。 ただ、結局、「○○には毒がある。」とか「○○は食べさせちゃダメ。」とか一つ一つの問題より、それらをワンちゃん達が簡単に噛んだり、飲み込んだりできる環境の方が問題だと思うんですけどね。
今日、「畑を走り回ってから病院に来ました。」と言うラブちゃんは、体中に「コセンダングサ」の種子が、びっしりくっ付いていました。 診察の間お話しながら、取れるだけ取ったのですが、結構絡まっていて取りきれませんでした。 飼い主さんも「先生、後はウチに帰ってから取りますから。」と笑って帰られました。
「コセンダングサ」「イノコヅチ」「オオオナモミ」・・・いづれも病院に来る犬や猫が、よくくっ付けている種子ですが、自分が子供の頃は、大雑把に「バカ」って呼んでいて、友達同士で投げつけ合いをして遊んでましたね。 でも、どこでも「バカ」って呼ぶのでしょうか? 方言みたいなものですかね? しかし、改めて考えると、「バカ」って・・・。
そう言えば、大きく育つせいなのでしょうか、最近、あまり「オオオナモミ」を見なくなりましたね。 子供の頃、飼い犬に付いた「オナモミ」の種を取るのに随分苦労したんですけどね。 最近、アスカにくっついてるのは、もっぱら「コセンダングサ」です。
土曜日に、烏骨鶏が2羽血まみれで来院しました。 ネットで囲んだ運動場に、猟犬が入り込んでしまったのだそうです。 ほぼ全滅で、僅かに残った2羽を、慌てて連れてこられたお母さんは、あまりの惨状にパニックになっており、病院でも震えが止まらず、立っていられない状態でした。
2羽共、かなりの深手を負っていて、「助かる可能性は、低いですが・・・。」とお話しました。 でも、「この子達、怖い思いをして、なんとか生き延びた2羽なので、可能性は低くても、できるだけの処置はしてあげて下さい。」と仰られる。 飛び出してしまった腸を戻して、腹腔洗浄をして、縫合をして・・・
残念ながら、朝までに2羽共亡くなってしまいました。
お迎えにこられたお母さんは、すっかり落ち着きを取り戻しておられました。 「結局、6羽が逃げ延びてくれていました。 今朝、こんな状況なのに1羽が卵を産んでくれて・・・。 もう一度、最初からやり直します。」と帰って行かれました。
朝から、どんよりとしたお天気で、昼前から雨が降り出しました。 季節はずれの雷も鳴ってましたねぇ。
今週に入って、膀胱炎、尿路結石等の、「下部尿路疾患」がとても多くなっています。 ほぼ、毎日、多い日には3,4件診察しています。
寒くなり、あまり水を飲まなくなることで、オシッコが濃く、少なくなることが大きな要因のようです。 意識して水を飲ますのは難しいですが、水の器は1つより、複数置く方が、より沢山水を飲むと言うデータもあります。 より、飲みやすい場所に水の器を増やしてあげてみてください。
更に、冬場は、「暖房の為に、部屋を閉め切ってしまうので、猫達が思うようにトイレに行けない。」とか「トイレが寒い所にあって、オシッコを我慢してしまう。」ような状況にならないように気を付けて下さい。
「普段より何回もトイレに行く。」「ずっと、トイレに入ったまま出て来ない。」「トイレ以外でオシッコをする。」「オシッコが赤い。」などの変化が見られるときは、早めに受診しましょう。
写真は、去勢、避妊手術で入院している、くろちゃんと、ねねちゃんの兄妹。 本当は、そっとしておいてあげなきゃいけないんですけど、不安そうに身を寄せ合っている姿が、あまりにも微笑ましいので・・・