今入院している黒猫に名前は無い。 ご自宅の庭に倒れていたこの猫を、放っておけずに「もう、だめだと思うんですけど・・・。」と言いながら連れてこられた。 猫白血病ウイルスの感染があり、それに伴うと思われる重度の免疫介在性貧血がある。 状態としては、かなり悪いけれども、なんとか命は取り留めそうだ。
保護した方は、「猫は死期が近づくと姿を隠すって聞くのに、なんで家の庭にいたんですかねぇ。」と不思議がられていた。 確かに、昔からそう言われている。 でも、夢を壊すようで申し訳ないのですが、「死期が近づいた猫が、姿を隠す。」わけではなく、「外に出た猫が、衰弱して家に戻れなくなってしまう。」と言うのが実際のようです。 「象の墓場」の伝説が作り物であるように・・・。 猫の持つ、ミステリアスな雰囲気が、そんなイメージを作ったのかもしれません。
保護された方は、御自宅を死に場所に選んだこの猫に、不思議な縁を感じておられる様子。