« 2008年01月 | メイン | 2008年03月 »
2008年02月のアーカイブ
マラソンなどでよく聞く「セカンドウインド」。 「もう無理だ!」と言うところを越えた時に、フッと楽になる事があるらしい。 そこまで頑張った事が無いので、自分には「らしい」としか言えませんけども・・・。
馬の仕事をしていた頃、春の繁殖シーズンの忙しさは、もう尋常じゃありませんでした。 毎晩お産に立ち会って、昼は種付けの立会い、生まれた仔馬を見に来る馬主さんや調教師さん、新聞、雑誌の取材などのお客さんの対応・・・ 疲労と寝不足が溜まって来ると、2、3時間空いた時間に寝ようと思って横になっても、逆に眼が冴えちゃって全然寝れなくなるんですね。 身体も疲れてるし、確実に眠いはずなのに・・・ そんな状態が続くと、ソファなんかにドサッと座ってボーッとした時に、フッと意識がなくなっている事があります。 時間にしたら、ほんの5分か10分なんだけれど、ものすごく熟睡しているんでしょうね、気が付くと嘘のようにスッキリしている。 馬の仕事をしている時は、繁殖シーズンに何回かはそんな事がありました。
これも「セカンドウインド」なのでしょうか? 今夜も、なんとか頑張れそうです。
晴れたり、雪が降ったり・・・コロコロ変わるおかしな天気です。 これも春の兆しですかね?
飼い主さん達と話していると、食糞(ウンチを食べる事ですね)に悩んでいる方が多いようです。 石や砂、古釘など、通常、考えられないものを食べたりすることを「異嗜(いし)」と呼びますが、この「異嗜」は栄養の過不足が原因のひとつとも言われています。 でも「食糞」はこの「異嗜」とは異なり、ワンちゃん達にとっては特別異常な行動ではありません。 欧米などの牧場で飼われているワンちゃんが、馬や牛の糞便を美味しそうに頬張っている光景は別に珍しいものではありませんし・・・
とは言っても、飼い主さんにとっては、目の前でウンチを食べられて、気持ちいいわけありませんよね。 お散歩の途中で、他の動物の糞を食べたりすれば、感染症や寄生虫症の原因になることも考えられますしね。
「食糞」しているワンちゃんが育ち盛りの仔犬であれば、まずは充分なフードを与える事、そして素早くウンチを片付ける事に尽きます。 通常は、成犬になると食欲も落ち着きますし、排便回数も減って、お散歩の時などにするだけになったりするので、自然になくなることが多いです。 成犬になっても治らない時には、ウンチが苦くなるようなしつけグッズも出ていますから試してみると良いかもしれません。
でも、仔犬が自分のウンチをキラキラした目で見つめながら「なんだか、美味しそうー」って思っているかと思うと、可愛いですけどね。
マリリンちゃんは、慢性腎不全でした。 残念ながら、既に手の施しようが無いほど進行してしまっていて、正直、時間の問題でした。 昨日、迷いましたが入院よりも、自宅での療養をお勧めしました。 今朝早くに亡くなったとのご連絡を頂きました。
マークちゃんは、ここ1、2年、夜鳴きや彷徨など、老齢性の認知症で、また殆ど歩けなくなってしまった最近では床ずれ対策に、飼い主さんは心を砕いていらっしゃいました。 今日お昼前に「眠るように亡くなりました。」とご連絡を頂きました。
残念ではありますが、マリリンちゃんも、マークちゃんも、よく頑張りました。 飼い主さんも・・・

本格的な種付けシーズンを前に、北海道のサラブレット生産地では、この時期に各種馬場、スタリオンセンターが「種牡馬展示会」を行います。 競走馬を引退し、新しく種牡馬になった馬達のお披露目の場でもあるし、繁殖牝馬を所有する生産牧場にとっては、各繁殖牝馬のお相手を吟味する場でもあります。 原則的に、一般のファンの方の入場は遠慮していただくのですが、新種牡馬と言えばバリバリのスターホースですから、ファンの方が紛れる事も珍しくはありません。 また、特に新種牡馬のお披露目の時には記念品などが配られる事も多いので、それを目当てに「展示会めぐり」をしている人なんかもいたりして・・・最近では招待制にしている種馬所もあるようです。
自分は、生産牧場のスタッフとして、種付け時に同行し、その都度、種牡馬を見せてもらっていましたので、敢えて「展示会」を見て回ることはありませんでした。 ただ、勤務していた牧場でも「種牡馬展示会」がありましたので、開催者側のスタッフとして結構忙しかったのを憶えています。 「種牡馬展示会」についてはひとつ、強烈な思い出があるのですが、ちょっと長くなるので、それはまた次の機会にでも。
落ち着きが無いと言うのか、自分は「何もしてない時間」が苦手。 最近は殆どそんな機会もないけれど、一人で長距離の運転をする時、「一休み」ができない。 トイレでも行って、身体を動かして、眼をつぶって、少し仮眠でも・・・と思っても5分もすると落ち着かなくなって、また走り出している。 温泉なんかでも、「折角、温泉まで来ているんだから」と自分に言い聞かせても、ゆっくり入っていられない。 間が持たないから、一人で食事に行ったり、飲みに出たりする事は無い。 食事の時間も短い。 以前、点滴してもらった時などは、じっとしている2時間がどれだけ長く感じられたことか。
それなのに、休みの日だけは、あっという間に終わってしまう・・・何にもしていないのに。
昨日のブログにも書きましたが、お預かりして、飼い主さんを探していたワンちゃん。 先程、飼い主の方がみえて、無事お家に帰っていきました。 歯がとても綺麗だったので、もっと若いのかなと思っていましたが、15歳だということでした。 とにかく、よかったです。
昨日は、どうしても手術を先送りにできず、診察前6時頃から手術を始めました。 予想通り、十二指腸の閉塞でしたが、胃から紐状に繋がった異物は、ゴム、プラスチック、ビニール、毛などが絡み合ったもので、結局十二指腸を3箇所と胃を切開してやっと全て取り除きました。 「どんなにかかっても、せいぜい2時間だろう」と言う読みは甘く、結局診察時間に1時間近く食い込んでしまいました。 お待ち頂いた皆さん、ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
まさに朝飯前になる予定だったのですが、やはりそう思い通りにはなりませんね。
職人さんとか、技術を必要とする仕事をする中で、「習おうとするな、見て憶えろ、眼で盗め。」などと言われる事がある。 自分達の仕事なら、手術とかがそれに当たるのかもしれない。 「あの本で調べてみた、この本でも調べてみた、あの人に聞いてみた、この人にも聞いてみた・・・でも、いまいちすっきりしない、イメージが湧かない、巧くできない。」そんな時に他の人の手術を見せてもらうと「おぉ!、なるほどー」と一気に理解できる事がある。 「見て憶えろ。」と言うのも、単純に「見よう見真似で憶えろ。」って事だけではないんだと思う。
「百聞は一見に如かず」そんな格言もある。 多分、意味なら誰にでも分かる。 でも、「百聞」した事だって、決して無駄ではないはず。 「百聞」がなかったら、「一見」したとしても、何も見えてこないかもしれない。