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実際は1年を通して来院はあるのですが、特に冬場に多く感じられる病気に「猫下部尿路疾患」があります。 下部尿路とは膀胱と尿道を指し、膀胱炎、尿路結石などの病気の総称が下部尿路疾患になります。 実は、この猫下部尿路疾患の原因の約60%は特発性と言われています。 ちなみに特発性とは”原因がよくわからない”と言う意味です。 勿論、特発性とは言っても、その原因はいくつか考えられていて、そのひとつにストレスが挙げられています。 多頭飼育、食事の変更、環境の変化、生活パターンの変化、飼い主さんの必要以上のちょっかい、物音等考えられるストレスは沢山ありますが、冬にこの病気が多いと言うのは、猫にとって冬の寒さそのものが大きなストレスなのかもしれません。 寒くなると猫はコタツで丸くなるわけですから、運動不足と肥満になる、水をあまり飲まなくなる、おしっこを我慢するようになるなど下部尿路疾患のリスクが高くなる要因満載です。
猫下部尿路疾患は食事療法、抗生剤、止血剤などの投与で殆どの場合治癒しますが、特にオスでは尿道閉塞を起こすことがあります。 そのままでは尿毒症、腎不全等で命を落とす事になりますので、一刻も早く尿道を確保して、点滴などの補助的な治療が必要になります。 オシッコに血が混ざる、トイレに何度も行くのにオシッコが出ていない、やたらあちこちでだらだらとオシッコをする。 おうちの猫ちゃんにそのような兆候が見られたときは、早めに動物病院に連れて行ってあげてください。