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2007年01月のアーカイブ
「最近、ブログが愚痴っぽいよ。」と友人に言われたばかりですが、今日もちょっと。 不二家で、期限切れの材料を使っていたことがニュースになってから、その後毎日のように「異物混入」、「期限切れ」のニュースが続きます。 「ローソン」「ミスタードーナッツ」「おたべ」「グルメドール」「スターバックス」「オハヨー乳業」「ベッカーズ」・・・流行のニュースとしてマスコミが取り上げていることもあるのでしょうが、あまりにも多すぎます。 まるで「今なら目立たないから、どさくさに紛れて謝っちゃえ。」とでも考えているかのようです。 なかには、「カツサンドに使ったソースが2日ほど期限が切れていた」のように、逆に「うちはここまでこだわっています。」と言うのを強調してるかのようなものもあります。 それを商売にしているプロですから、そのようなミスは恥ずかしい事ですが、普通の家庭でも、「冷蔵庫や戸棚の中で気が付いたら賞味期限が切れていた。」なんて事はよくあることで、在庫管理を徹底すれば防げる事故だと思います。 ただ、不二家の場合は完全な確信犯で、企業体質の問題ですから、信用を回復するのは難しいでしょうね。
今日は、手術のスタートが遅れてしまったせいもあって、休診時間内で手術を終わらせる事ができませんでした。 そのせいで何件かの外来と電話でのお問い合わせの方にご迷惑を掛けました。 新しい病院の建設工事をお願いしている、宮嘉組さんも3時間近く待たせてしまいました。 臨月の奥さんがいて大変な時期に、遅くまで申し訳ありません。
そんなわけで、秋田犬のエリちゃんはまだ5歳ですが、昨年他院で乳腺腫瘍の摘出手術をしており、再発した今回が2度目の手術となります。 前回切除した乳腺での再発なので、増生した血管が通常とは違う位置に走っていて、それらの結サツ、切除に随分時間が掛かってしまいました。 比較的若令での腫瘍は、進行も早く、悪性度も高い傾向があります。 多少麻酔時間が延びても、片側の乳腺を全摘出する事にしました。 エリちゃんは、無愛想ですがとても優しい子で、飼い主さんも本当に可愛がっておられます。 再発の無い事を心から願います。
お花屋さん、ケーキ屋さん、保育園の先生・・・子供達の将来の夢はどんどん変わる。 美容室で髪の毛を切ってもらった日から「美容師さんになる」と言い出した。 子供なんてそんなものだと思う。 2、3日前、保育園の先生に突然「私、みすずあめ屋さんになる」と言ったらしい。 なんで、みすずあめ? 本人と話をしてみると、うちの実家でおやつに食べた「みすずあめ」がかなり気に入ったらしい。 更に「美容師さんと、みすずあめ屋さんって一緒に出来ないかなぁ?」とも。 誰に似たのか、欲張りな奴だ。 うちは両親とも獣医師だというのに、子供達の口から「動物のお医者さんになりたい」なんて言葉は一度も聞いた事が無い。 それはそれで別にいいのだけど、あまり楽しそうな仕事には見えないんだろうか? ちょっと複雑。
言葉として定着してきたのでしょう。 最近は、飼い主さん側から「セカンドオピニオン」を求められる事が増えてきました。 「他の病院に掛かっているが、一向に良くならない。」「今の治療には、ものすごくお金が掛かる。」「他の先生には、もう手の施しようが無いと言われた。」等、各々の方がもっと別の方法は無いのか?と尋ねて来られます。 セカンドオピニオンを求める事は、飼い主さんにとって当然の権利です。 こちらも出来る限り無い頭をひねりますが、残念ながら、常に別の方法、より良い方法を提示できるわけではありません。 そんな時は、更に詳しい先生に相談したり、直接紹介したりするようにしています。
最近の傾向として、E-メールでセカンドオピニオンを求められるケースが増えています。 診察もせず診断を下す事自体、問題だと思いますが、メールの限られた文面から、実際に診ておられる先生の診断に意見を言うなど、本当におこがましい行為だと思います。 電話やメールでのお問い合わせは、あくまでも「相談」と考えていただきたいです。 「セカンドオピニオン」をお求めであれば、やはり実際の診察が必要です。
今更ながら、正月太りですね。 確かに、年末から食べてるし、飲んでるし当然ですけど。 馬の仕事をしている時は、ここで体重が増えても、半年ほどの繁殖シーズンの間に5、6kgは減っていたので特に気にしていなかったのですが、さすがにここ最近は「まずいなー」と危機感を抱いております。 運動は続かないし、お酒は止められないし、やっぱりここは食べ物しかないですねぇ。
食べ物と言えば、「犬に生肉を食べさせると良いと言われたのですが・・・」と相談に来られる飼い主さんが結構います。 栄養学的に生肉を与える事がどれほどのメリットのある事なのか。 色々資料を集めてみても、納得できる理由が見当たりません。 更に、公衆衛生面で考えると、大腸菌にサルモネラ菌等々、生で与えるマイナス面しか思いつきません。 「イヌはヒトより胃腸が丈夫?」そのような報告を聞いた事はありません。 色々調べていく上で、鶏肉を生で与えているグループのHPを結構見かけました。 鳥インフルエンザで世界が大騒ぎしているときに、鶏肉を生で与える? なんで?
昨日ブログに書いた「名前の無い猫」は、残念ながら今朝早く、名前の無いままに息を引取りました。 交通事故も感染症も野良として生きて行く猫にとって、常に晒されているリスクではありますが、残念です。 こちらも気持ちをリセット、リセット。
今日、初めて来院された飼い主さんは、「今日避妊手術してもらいたいんだけど」と暴れる猫を抱きかかえて病院に入ってこられました。 緊急以外、麻酔をかけての処置は、事前の予約をお願いしていますし、今日はすでに予約が入っていたので、今日は予約をしていただいて手術は改めて後日にとお願いしました。 日程を決めて帰られたのですが、しばらくすると戻ってこられて「車の中に猫がいないんだよ~。 この辺で見かけなかった?」・・・っと。 まだ、車の中のどこかに身を潜めているのか、ドアが開いた隙にどこかでするりと逃げ出したのか? 犬は逃げ出すと、これ幸いにタッタカターと走り去っていきますけど、猫は知らない場所で逃げ出しても、最初は物陰に隠れてじっとしているはず。 病院の回りも、物置やエアコンの室外機の下、や裏を覗いて回りましたが見当たりません。 見付かると良いのですが・・・どなたか病院の周りでサバトラの猫を見かけたら教えてください。
事あるごとにお願いしていますが、猫をお連れになるときは、キャリングケースや洗濯ネットなどを使用して下さいね。
今朝配信されたトピックスの中に、「カンボジアのラタナキリ州で8歳のときに家畜の水牛の群れを追ったまま行方不明になった少女が19年ぶりに無事保護された。」と言う記事がありました。 東スポによくある「雪男発見」「狼男が実在した」的な記事かと思いましたが、一般各紙が取り上げている所を見ると、まんざらいい加減な記事ではなさそうです。 このラタナキリ州は、年間通して気温が20℃から30℃との事なので、環境に恵まれた面があったにしても、何も持たない8歳の女の子が、たった一人で生きる術を見出したことに驚きを感じます。 だって、8歳と言えばうちの娘と同じ年なわけで、とても考えられません。
彼女は現在、言葉は殆ど話せず、与えられた衣服を脱いでしまい、かがんで歩く姿勢がサルのようになっているのだそうです。 確かに19年は長い年月ですが、彼女はいつから自分が人間である事を忘れていったのでしょう? うちの娘でも、大人ともそれなりの会話が出来て、自我を持ち、それなりの分別は持ち合わせています。 そう言うものって、そう簡単に失われていくものなのでしょうか? 有名な話に、オオカミに育てられ、自分を人間として自覚することなくオオカミとして一生を終えた、インドのアマラ、カマラ姉妹の例があります。 ヒトは、自分が人間であると意識しながら生きていかないと人間のままではいられないと言う事なのでしょうか(なんか宗教っぽいですが・・・)。 確かに、世の中には自分が人間である事を意識せず、とても人間とは思えない行動をするヒト達のニュースが後を絶ちませんね。
年に数匹ですが、身体にガムテープやネズミ捕り(ネズミホイホイ?)の粘着剤をべちゃーっとくっつけた猫が来院します。 笑っちゃいけないんですが、その姿はまさに哀れ。 どこで何をしてきたのか猫に直接聞いてみたいです。 しかし、笑ってもいられません。 直接命に関わるわけではなく、病気でも怪我でもありませんが、かなり時間と手間の掛かる処置になります。 必要に応じて毛を刈り、オイルなどを使ってそぎ落とし、シャンプーをして・・・数時間を要する事もあります。 しかも、殆どの猫達はシャンプー嫌い。 興奮している猫達が処置の間じっとしてくれているわけもなく、必要に応じて鎮静剤や麻酔を使ったり、結構大変なのです。
ガーデニングを楽しまれている方にとって猫はある意味天敵。 自分も土をならして種をまいた途端、うちの猫にトイレにされてしまって、ザッザッと掘り返された経験があります。 このベタベタ粘着剤を取る良い方法を探していろいろ調べていたとき、このネズミ捕りを猫対策グッズとして推奨しているホームページもあったくらいです。 確かに、怪我をさせたり危害を与える方法ではないですが、できれば何か別の方法を考えていただきたいです。
さて、いざ家の猫がベタベタになって帰ってきたらどうしましょう? ご自分で何とかしようと言う時は、ベビーオイルやサラダオイルなどをつけて、歯ブラシなどでとにかく、ひたすら根気よく取って下さい。 最後に、オイルを洗い流す為にしっかりシャンプーして、しっかり乾かしてあげてください。 病院に連れてこられる時は、触るのも大変ですから、とり合えず小麦粉などをまぶしてベタベタ感を取ってお連れになるといいと思います。 中途半端にシャンプーしたり、はさみで毛を刈る時に皮膚を切って、あわてて連れてこられる方が多いので、できればそのままお連れ頂いた方がその後の処置がし易いです。 以前、灯油で洗ってから連れてこられた方がいましたが、皮膚はボロボロになり、中毒を起こす事もありますから、有機溶媒を使うのは止めた方がいいですよ。 毛に絡んだ粘着剤を、簡単に、安全に取る方法をご存知の方は、是非教えてください。
病院と自宅が離れているので、24時間点滴が必要とか、要看護状態の入院患畜がいる時は病院宿直になります。 一症例に1週間、10日間掛かることもありますが、一端宿直し始めると不思議と次から次に入院患畜がやってきます。 仕事の間、実家で面倒を見てもらっている子供達を迎えに行くついでに、シャワーを借りて、朝食を買って病院にもどる。 その1、2時間以外をひたすら病院で過ごす生活が何日か続くとさすがに精神的にはどよ~んとしてきますね。 愚痴っても仕方ないことですけど。
それはそうと、ジンクスと言いますか、同じ疾患がなぜか続けて来院します。 昨日、一昨日のような尿道閉塞、交通事故の他にも子宮蓄膿症や帝王切開などは不思議と続きます。 発情期などは大体似たような時期ですし、考えればそれなりに要因は考えられますけど、「またぁ?」ってことがよくありますね。
カエル・ツボカビ症をご存知ですか? 「なーんだ、カエルの病気?」と思うかもしれませんが、実はとても身近で、深刻な病気です。 ツボカビは真菌の一種ですが、感染力が強く、致死率も90%を超えると言われていて、これまでにもオーストラリアや中南米の両生類に壊滅的な被害を与えています。 その恐ろしい病気が、昨年12月25日に東京都内でペットとして飼われていた中南米産のカエルから、アジアで初めて確認されました。 今は、水槽の中だけの出来事に過ぎませんが、もしこの病気が野外に出てしまったら、カエルをはじめとした両生類が絶滅の危機に晒される事になります。 カエルが絶滅してしまったら、それを餌にしているヘビなどの爬虫類、鳥類、水棲昆虫等、またカエルが餌としている昆虫などに爆発的な影響を与えます。 日本野生動物医学会、日本爬虫両生類学会、世界自然保護基金などの16団体は12日に検疫の強化や販売・流通の管理、情報提供などを訴える緊急事態宣言を公表しています。 趣味でカエルなどの両生類を飼う事についてどうこう言うわけではありませんが、もし、飼っているカエルや他の両生類に異変があれば、すぐに獣医師、あるいは麻布大学の宇根先生http:/www.azabu-u.ac.jpにご相談下さい。 そして、水槽の水は野外に流さず、ビルコン、あるいは次亜塩素酸ナトリウム200mg/Lで最低15分消毒するようにお願いします。
実際は1年を通して来院はあるのですが、特に冬場に多く感じられる病気に「猫下部尿路疾患」があります。 下部尿路とは膀胱と尿道を指し、膀胱炎、尿路結石などの病気の総称が下部尿路疾患になります。 実は、この猫下部尿路疾患の原因の約60%は特発性と言われています。 ちなみに特発性とは”原因がよくわからない”と言う意味です。 勿論、特発性とは言っても、その原因はいくつか考えられていて、そのひとつにストレスが挙げられています。 多頭飼育、食事の変更、環境の変化、生活パターンの変化、飼い主さんの必要以上のちょっかい、物音等考えられるストレスは沢山ありますが、冬にこの病気が多いと言うのは、猫にとって冬の寒さそのものが大きなストレスなのかもしれません。 寒くなると猫はコタツで丸くなるわけですから、運動不足と肥満になる、水をあまり飲まなくなる、おしっこを我慢するようになるなど下部尿路疾患のリスクが高くなる要因満載です。
猫下部尿路疾患は食事療法、抗生剤、止血剤などの投与で殆どの場合治癒しますが、特にオスでは尿道閉塞を起こすことがあります。 そのままでは尿毒症、腎不全等で命を落とす事になりますので、一刻も早く尿道を確保して、点滴などの補助的な治療が必要になります。 オシッコに血が混ざる、トイレに何度も行くのにオシッコが出ていない、やたらあちこちでだらだらとオシッコをする。 おうちの猫ちゃんにそのような兆候が見られたときは、早めに動物病院に連れて行ってあげてください。
昨年末は、大晦日の紅白歌合戦が始まる直前まで仕事をしていました。 実際には、大晦日の晩もそのまま仕事をする覚悟をしていたのですが、思いがけなく家に帰れることになりました。 ただ、結果としては、良くなったわけではなく、亡くなってしまったわけでもなく、単純に治療中止、退院と言うことで、非常に後味の悪いものになりました。 クリスマスプレゼントに仔犬・・・本当なら絵に描いたような幸せなシチュエーションだったはずなのに、飼い主さん、ペットショップ、そして自分も含め誰にとっても気分の悪い結末。 詳細をここに書くことは控えさせて頂きますが、相手が生き物である以上、それが何であれ、どうであれ一番に優先されなければならないのは当の仔犬であるべき。 改めて考えさせられた年末年始でした。
7日は、毎年恒例の国分寺、八日堂の縁日に行ってきました。 昨年の達磨さんを納めて、新しい達磨さんと蘇民将来を買いました。 寒いし、人混みの大嫌いな自分としては、子供の頃からあまり好きな行事ではなかったのですが、やはり毎年やることはやっておかないと落ち着かないものですね。 今では、それなりに前を見渡せる背丈になりましたが、子供の頃は周りが何にも見えなくて、帰り道に屋台で買ってもらうアメやたこ焼き、お好み焼きを心の支えに、人混みの中をただただ流されていたことを思い出します。 それと、自分の中では「家族の行事」と言う印象が強いですね。 友達や彼女と行くのも楽しいだろうとは思いますが、「迷子にならないように」と子供達が、おじいちゃん、おばあちゃんと手を繋いで歩く姿を見ると、とても暖かい気持ちになります。 まさに「家内安全」がそこにある感じがします。
今年も、たこ焼き、えび焼き、焼きそば、シャーピン、からあげと屋台で集めてきた食材での夕食を楽しみました。
あけまして、おめでとうございます。 当院は、1月4日までお休みを頂き、5日より通常通りの診察を開始いたしました。 今年は天候にも恵まれ、過ごしやすいお正月となりましたが、皆様は如何お過ごしでしたか? 自分は今年のお正月も、取り立ててどこに行ったでもなく、北向き観音に初詣に行き、双方の実家に顔を出し、同級会に出席しといつもどおりのお正月となりました。 12月31日には24時間点滴の必要な入院患畜がいましたし、2日には帝王切開の準備でバタバタしたりと、仕事もそれなりにありましたし・・・
今年は、病院の移設と言うビッグイベントが控えており、更にもう一歩前に踏み出す一年になります。 自分自身の健康にも(一応)気を遣いつつ、自分に出来ることをしっかりやって行こうと思います。 本年もよろしくお願いいたします。