2006年07月のアーカイブ

犬のいる風景 1

 自分自身で飼っていたわけではありませんが、とても印象に残っているワンちゃんがいます。 自分が子供の頃、父は殆ど2年毎に転勤していたので、自分も小学校を2回転校しています。 小学校の3、4年生の頃住んでいたのが、長野駅の東口からすぐの栗田と言うところでした。 家の近くに、おじいさんとおばあさんが二人でやっている、八百屋さんがありました。 母と妹と自転車の3人乗りで、買い物に行っていた記憶があります。 たしか、2、3坪程度で、木箱の上に板を渡して、その上にかごに入った野菜や果物が並んでいるような、小さなお店でした。 入り口を入るとすぐ右側に、多分、柴だったと思いますが、太った白髪交じりの大きな犬が、いつも寝ていました。 お客さんには、特に興味はなさそうで、たまに、おじいさんの後を追って、のそのそと動く程度でした。 子供の頃だったので大きいイメージで残っていますが、今から思えばそれ程大きくなかったかもしれません。
 ある日、買い物に行くと、おばあさんが一人で心配そうにしていました。 そのワンちゃんの姿がみえなくなって、おじいさんがずっと探して回っているとのことでした。 結局、そのワンちゃんは見つかることは無くて、「動物は、死ぬ前になると自分で姿を消すって言うから・・・」とおじいさんが寂しそうに話していたのを覚えています。 今の自分であれば、「繋いでおかないから」「交通事故か、衰弱して戻れなくなったんだろうな」と思うところなのですが、30年以上たった今でも、不思議に、あの時の記憶が残っています。 自分にとって、犬のいる風景の原点なのかもしれません。

投稿者 akiyama : 15:06 | コメント (0)

聴導犬

 先日、卒業してから一度も会う機会の無かった、中学の同級生からメールが来ていました。 連載をしているタウン誌”気分はればれ”でこのホームページを知り、メールをくれたとの事でした。 メールには、彼女が聴覚障害を持って10年程になる事と、聴導犬を育成するための費用を集める、募金箱を置かせてもらえないかと言う内容が、彼女らしい文章で書き込まれていました。 恥ずかしい話ですが、聴導犬についての知識は、殆ど無くて、彼女に返信したり、聴導犬協会のホームページなどを見せて頂きました。 聴覚に障害のある方は、沢山いるはずなのに、実働している聴導犬はわずか11頭だとか、1頭の聴導犬の育成、維持に160万円程の費用がかかることとか、小諸のハローアニマルなどからも聴導犬が育っている事などを知ることができました。 勿論、聴覚に障害のある方にとって、ご自身の耳の替りをしてくれるパートナーが得られる事は、喜ばしいことです。 それと同時に、捨てられたワンちゃん達にとっても、本当に自分が必要とされるパートナーに廻りあえるのならば、どんなに幸せだろうと思います。
 近いうちに、病院の受付カウンターに募金箱を設置します。 皆様のご協力、よろしくお願いします。 

投稿者 akiyama : 16:06 | コメント (0)

気の毒な仕事?

 診察中に飼い主さんから、「先生もお気の毒ですねぇ」と言われました。 何のことかわからず、「は?何がですか?」と聞くと、「元々は、動物が好きなんでしょうに、動物に嫌われる仕事ですもんねぇ」との答え。 何をもって、飼い主さんがそう思ったのかよく解りませんが、自分自身でそのように感じたことは無いのですが・・・
 確かに、病院は喜んでくる所ではないでしょう。 自分だって病院、歯科医院に行く時は、少なからず緊張してます。 慣れない所に、急に連れて来られて、高い台に乗せられて、見知らぬ人にあちこち触られて、緊張しないわけがないとは思います。 でも、待合室から診察中までずーっと「○○ちゃん、こわいの?」「大丈夫だからね」「あぁ、可哀相」と話しかけている飼い主さんが時々います。 病気を予防したり、治したりする為に病院に来ているのに、「可哀相」はないでしょう、と思いますが、同時に「信用されていないんだなぁ」と寂しく感じます。
 その反面、「うちの子は、先生が好きみたいで、『先生のところに行くよ』と言うと、すごく喜ぶんですよ。」と言って頂く事もたまにあります。 当のワンちゃん、ネコちゃん達が、本当に自分を好いてくれているのかは、正直解りませんが、素直にうれしく感じます。 先日も、しばらく入院していたワンちゃんが退院する時、飼い主さんが、その子を抱き上げようとすると、「えっ?」と言う顔でこちらを振り返りました。 不思議ですが、「帰っていいの?」と聞かれたような気がしました。 頭をなでてあげると、うれしそうに飼い主さんに飛びついて行きました。 そんなに、気の毒な仕事ではないですよねぇ?  

投稿者 akiyama : 15:32 | コメント (0)

暑いです。

 暑いですねぇ。 と言っても、殆どの時間をエアコンの効いた病院内で過ごしている自分は、逆にエアコンのせいで体調不良です。 ワンちゃん、ネコちゃんも食欲の落ちている仔が多いようです。 体調管理には気をつけてください。 それと、熱中症です。 昨日は、全国で3人も亡くなったとか。 ある統計では、熱中症で運ばれてくるワンちゃんの25%は、シーズー、パグ、フレンチブルドッグなどの短頭種、21%がレトリバー系だそうです。 風通しの良い涼しい場所と、充分な水を用意してあげてください。 お散歩も、涼しい朝、夜にしてあげましょう。 間違っても、車の中に閉じ込めたりしないように気をつけてください。

投稿者 akiyama : 14:38 | コメント (0)

飼い主さんからの手紙を読みながら

 飼い主さんから頂いた、お手紙を読みながら、色々なことを考えました。 こういう仕事ですから、命が生まれる瞬間に立ち会うこともあれば、死に立ち会うこともあります。 「本当にありがとうございました。」と言って頂ける事もあれば、納得できないまま帰られる飼い主さんを、ただ見送るだけしかできない時もあります。 たった今、ワンちゃん、ネコちゃんを失って、涙を流している飼い主さんに、診療代を請求しなければならない時が、最悪に嫌いな瞬間です。 「もっとやれることが、あったんじゃたいか?」、「自分の選択は正しかったのか?」自分自身も落ち込みます。 でも、落ち込んでばかりはいられません。 すぐに、他の子犬が尻尾を振ってやってきます。 後悔や反省は、必ずこの子に活かさないと、と気持ちを新たにします。 この先、何年この仕事を続けていけるか判りませんが、生や死に慣れないままでいたいです。

投稿者 akiyama : 11:19 | コメント (0)

チップちゃん

 心不全、膀胱炎、食餌性アレルギー、乳腺腫。 ここ数年来、本当にいろいろな病気と闘ってきたチップちゃんが、昨夜亡くなりました。 優しい家族の皆さんに囲まれて、眠るように息を引取ったとのこと。 チップちゃん本人も、ご家族も、本当に頑張ったなぁ、と改めて頭の下がる思いです。 火葬に向かわれる途中に、病院に立ち寄られ、チップちゃんのお顔も見せていただきました。 まるで眠っているような、安らかなお顔に少しほっとしました。 本当によく頑張りました。  

投稿者 akiyama : 17:19 | コメント (0)

 昨日に引き続き、前から気になっていた事のシリーズです。 特にファミレスなどで、小さなお子さんを連れたお母さんにムッとする事が時々あります。 ひとつは、店内を大騒ぎで走り回る子供たちと、それをとめない親。 もうひとつは、隣で食事しているにもかかわらず、「うんち」「おしっこ」・・・・
自分にも子供はいますし、そう言う状況が起こり得ることはよく解ります。 でも、周りへの気遣いを忘れて「子供なんだから仕方ないでしょ」と言った甘えた考えが、当たり前になっていないでしょうか? 子供であろうと、公共の場に連れ出すからには、家にいる時とは違うんだと言うことを自覚するべきだと思います。 欧米などでは、子供が公共のマナーを覚えるまでは、レストランなどへは連れて行きませんよね。
 同じことが、犬の飼い主さん達にも言えると思います。 例えば、街路、公園、ショッピングセンターの中にまで、ノーリードで犬を連れている方を見かけます。 「うちの子は大丈夫」。 飼い主さんはそういいますが、本当にそうでしょうか? 周りの皆が「可愛い」と思ってくれるわけではありませんよ。 そもそも、マナー違反の前にルール違反です。
 あちこちにおしっこ、ウンチをしても「犬なんだから仕方ない」と思っていないですか? 確かに、仕方ないときもありますよね。 病院などでも他のワンちゃんの臭いに反応して、とか、興奮したり、怖かったりでウンチ、おしっこをしてしまう子もいます。 それは仕方の無いこと。 当院にみえる飼い主さんの中でも、駐車場や、ひどい飼い主さんだと建物におしっこをかけたまま、平然としている方がいます。 病院内でしないように、外で済ませているつもりなのでしょうが、正直、不快です。 院内でされた方が、片付け易いですし、少なくともテナントの他の方たちに不快な思いをさせなくて済みます。 繰り返しますが、おしっこしてしまう事が悪いことではありません。 そのフォローを飼い主さんがどうするのか。 それが大切です。 
 お子さんにしても、ワンちゃんたちにしても、周りの方たちから素直に「可愛い」と感じてもらえるように、親も飼い主さんも気遣い、努力をしないといけませんよね。
 ちなみに、病院の駐車場でおしっこをしてしまったら、「すいません。 あそこでおしっこしちゃたんですけど・・・」と病院のスタッフに言っていただければ充分です。 ちゃんと流して、消毒しておきます。

投稿者 akiyama : 15:23 | コメント (0)

赤ちゃんが乗っています

 前から気になっていたのですが、よく車に「赤ちゃんが乗っています」と書かれたステッカーが貼ってありますよね。 普通に考えると、「ものすごい安全運転をします。 もしかしたら邪魔になることもあるかもしれませんが、赤ちゃんが乗っているので大目に見てください」といった意味なんですよね、多分。 でも、安全運転に理由は必要ないですし、安全運転の車に嫌がらせをする人がどれ程いるでしょうか。 自分は、あのステッカーは「赤ちゃんが生まれました」との喜びの表現だと解釈しています。 しかし、そのステッカーを貼ってあるにもかかわらず、赤信号ギリギリで強引に交差点に入って行ったり、ガンガン追い越しをしていく車、結構いますよ。 ???です。

投稿者 akiyama : 15:40 | コメント (0)

野尻湖

 先日、ドライブをかねて野尻湖に行ってきました。 天気が良くなかったこともあってか、釣り人は結構いましたが、観光客はまばらで、少し寂しい感じがしました。 遊覧船も、「乗るのなら出すけど・・・。」みたいな感じでした。 父親の仕事の関係で、小学校1~2年生の2年間を柏原で過ごした自分にとっては、野尻湖は遠足で来たところで、なんとなく感じるものがある場所です。 帰り道には、少し回り道をして、住んでいた黒姫駅前に行ってみました。 既に、住んでいた家は無くなっていましたし、30年も前のことで、記憶もあやふやですが、雰囲気はあまり変わって無い様に感じました。 その頃遊んでいた、小学校や駅前通、一茶記念館の裏山などを通り過ぎながら、「よくここで遊んだよなぁ」などと懐かしく思い出されました。 次回は、自分の足で歩いてみようかな、と思っています。 

投稿者 akiyama : 11:39 | コメント (0)

飼い主さんの価値観

 1回ご飯をなべ無かっただけでも、心配して来院される飼い主さん。 一方で、1ヶ月以上調子が悪く、ここ2週間殆ど食べずに、食べると吐き、下痢を繰り返していたにもかかわらず、「病院で見てもらったほうが良いですか?」と電話をかけてこられる飼い主さん。 この両極端な飼い主さんのどちらがどうという事ではなく、ペット、伴侶動物に対する考え方はそれだけ幅広いという事を1日のうちに実感しました。 もちろん、こちらの立場から言えば、前者の飼い主さんを褒めますし、後者の飼い主さんには、時に、かなりきついことを言うこともあります。 ただ、「ペットはあくまでペット」「ペットに何万円もかかる治療を受けさせるつもりは無い」と考える飼い主さんがいるのもまた事実。 こちらがベストと考える管理、治療を、受け入れてもらえるかどうかは飼い主さん次第。 押し付けにならないように、幅広いオプションを用意する必要がありますね。 でも、自分としての原則は、あくまで「縁あってかかわった命、それが犬でも猫でも、ドジョウやカブトムシでも、最後まで責任もって付き合いましょう」ですね。 

投稿者 akiyama : 13:02 | コメント (0)

バイバイ、マスタング

 結婚前に、北海道で買った車を手放すことになりました。 気に入って買った車ですし、10年で16,000Km程度しか乗れなかったこともあって、かなり迷いました。 元々、実用性の低い車でしたが、子供たちがだんだん大きくなって、家族でのドライブが厳しくなってきていましたし、税金もかなり高額です。更にフロントのデフロッサーとエアコンが壊れてしまったことで、泣く泣くあきらめることにしました。 当面は、家族第一、経済性第二の車選びになりそうです。 10年頑張って仕事をして、実用性を無視した自分の乗りたい車に乗れるようになれば良いなぁ。 と、儚い夢を見ています。

投稿者 akiyama : 17:06 | コメント (0)
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