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2006年02月のアーカイブ
このほど英政府が、一部の犬種で行われている断尾処置の全面禁止案を発表しました。 ちなみに現在は、生後10日以内の仔犬について、獣医師が行う断尾処置のみが認められています。 既に、動物愛護が浸透したヨーロッパを中心に断尾を禁止する国は増えてきているのですが、皆さんはどのようにお感じになりますか?。 勿論、動物愛護に異論はありません。 ただ、動物愛護ってすごく曖昧な部分も含んでいるように思います。 たとえば、今回の断尾についても、元々は、使役犬が仕事の時に不要な怪我しないように施されていた処置なわけですから。 ある意味動物愛護ですよね。 実際には中国のように、犬や猫を食べている国もあるわけですし、日本だって、そう遠くない昔には、犬を食べる食文化があったわけですよね。 文化とか、価値観とかって決して普遍のものではないし、一方的な価値観だけ押し付けられるのにはちょっと抵抗がありますよね。
確かにペットとして飼われる伴侶動物については、断尾や断耳する必要はないと思います。 実際、たまに来院する尻尾の長いコーギーやプードル、垂れ耳のシュナウザーもそれはそれで結構可愛いですよ。
「うちの仔、ドッグフードを食べないんですよ」「うちの仔、好き嫌いが激しくて困ってるんです」「同じフードだと、3日もすると飽きちゃって食べなくなるんです」等々、診察室でよくある相談です。 「うちの仔、ジャーキーしか食べないんですよ」なんて極端な例もあります。 飼い主さんは「困った、困った」と仰っている割にはニコニコとしていて、困っているようにはあまり見えません。 問題なのはワンちゃん達ではなく、飼い主さん自身であることに気づいていないようです。 自分の子供を、スナック菓子などのおやつだけで育てる親がいるでしょうか? もっとも、最近は生活習慣病いわゆる成人病の小学生がいるとか。 笑える話ではありませんね。
大体にして、犬の味覚はあまり発達していません。 身体を舐めたり、口で物を運んだりと、他の機能の邪魔をしないように、味覚が発達しなかったとの説もあります。 「うちの仔、好き嫌いがひどくて・・・」と言う方は「私は、この仔をちゃんと躾できませんでした」と言ってるのと同じなのです。
自分も最近まで知らなかったのですが、近年、日本国内では年間約1万匹もの野生のニホンザルが、有害駆除(射殺)されているのだそうです。 テレビや新聞などでも、全国の野生猿による農作物被害や人的被害が時折報道されていますが、これほどの数が駆除されているとは思いませんでした。 そんな中、県内の大町市では、昨年から農家の飼い犬に「人に危害を加えない」「猿を見たら追い払う」「終了後は帰ってくる」などの訓練をして猿害対策とする"モンキードッグ事業”を試行しているそうです。 更に、秋田県などでは、保護した捨て犬をモンキードッグに訓練する事業を、スタートさせる予定だとか。 うまくいけば、猿害が減り、犬も活躍の場を与えられ大喜び、とまさに一石二鳥ですよね。
ただ、追われた猿達はどこへ行くのでしょうか? 元々、生活の場を奪われた猿達が、人里に近づくようになったわけですし、中途半端に餌付けをしたことが原因とも言われています。 いずれにしても、根本的な原因は人間側にあるわけですよね。 ニホンザルを絶滅危惧種にしている県もある位ですから、駆除以外の方法がうまくいくことを願いたいです。
2月14日はバレンタインデーでしたね。 飼い主さんからも、おいしいチョコレートを頂きました。 ありがとうございます。 チョコレートと言えば、日本のバレンタインデーでは定番ですけど、犬のチョコレート中毒については、意外と知られていないようです。 先日も、自分が治療してもらってる時、歯医者さんに「犬もチョコレートとか貰うから、虫歯は多いんでしょう?」と言われました。 勿論、畑違いですから、歯医者さんが犬のチョコレート中毒を知らなくても不思議ではありませんけど、改めて、まだ余り知られていないんだなぁと実感しました。
チョコレート中毒は、チョコレートに含まれるメチルキサンチンアルカロイド(チオブロミンおよびカフェイン)の過剰摂取が原因で起こります。 まず、嘔吐や下痢が起こり、振るえや発作などの神経症状、頻脈などがみられ、重症のものは心不全、昏睡から死に至ります。
バレンタインデーだとしても、ワンちゃん達への愛情を、チョコレートで表現するのは危険です。